ステッキQ&A
- ステッキの持ち方は?
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<1.握り方>
L字型とU字型は人差し指を棒(支柱)の部分に添えるように握ります.T字型は最も力が入りやすく、つかむように握ります.ストレート型もつかむように握りますが、おしゃれ用で、体重をあまりかけることができません.★ステッキを持つ場合は、握りの端を持たず、ステッキの支柱の真上の所を 持つとより安全です.<2.持つ手について>
お客様にお話を伺うと、どうしても痛い足をかばう気持ちから、痛い足の方の手にステッキを持ちたいと思うようです.しかし、痛い方の足と同じ方の手にステッキを持ちますと、痛い方の足をかばってステッキに全体重をかけるようになります.そうするとステッキがふらついた場合、転倒の可能性があります.痛い足と反対の手にステッキを持ち、同時に踏み出すようにすれば、重心も安定します.少し練習して慣れますと、楽に歩くことができます.
- ステッキの握りの違いを教えてください
- テッキの握りには、L字型・T字型・U字型・ストレート型があります。
握りやすさでいうと、L字型が最も握りやすく、次がT字型、U字型、最後がストレート型の順になります。
素材で多いのはプラスチックと木製です。
プラスチックは、べっこう調・アイボリー・マープル調・銀メッキなどのバリエーションに富み、好みの色で選ぶ方が多いようです。
持ってあたたかい感じがする木製の握りにも、人気があります。
他には、さりげない犬の顔をしたもの、様々な動物の顔をかたどったものも選べます。
トレッキング用ステッキの握りは、汗ですべらないように、コルクが使われています。 - ステッキの材質は、いろいろあるようですが
- 木製の場合、いろいろな木が使われますが、一般的には、 カエデ(楓)とカシ(樫=オーク)が多くを占めます。
カシ(オーク)はカエデより材質が硬く、強度があるため、細めのステッキにもよく使われます。
また高級素材として名高い黒檀(こくたん)は、樫よりもさらに硬く、独特のツヤがあります。
木製の他にはカーボン・アルミ製などがあり、強度から言うと、カーボン>アルミの順です。 - 折りたたみステッキの強度が心配なのですが
- 折りたたみステッキの場合、接合部分をしっかりつなげば通常の使用には差し支えありません。
接合部分にはネジ式と、差し込み(中ゴム)式と、ワイアー式があります。- ネジ式は、1本にのばした時の継ぎ目がめだたないものが多く、おしゃれです。最後までネジをしっかり締めることがポイントです。
- 差し込み(中ゴム)式は、中に通してあるゴムがステッキを固定しているので、伸びていなければ大丈夫です。中のゴムを引っ張りながら差し込むだけで、まっすぐになる点がとても便利です。ただし、ゴムの力でピンとはねることがあるため、袋から出す時などは少し注意が必要です。
- ワイアー式は、ワンタッチで折りたため、ワイヤーのため耐久性があり合体ロボのように「カシャ」とつながります。ワイヤー式の動画は、 こちらでご覧になれます。 いつも使うわけではなくて、たまにぱっと出して使うという方には、便利なゴムの差し込み式を。
折りたたむ手間が面倒な方には、ワイヤー式を。
普段使うけれど、何かの時に邪魔になったらしまいたいという方にはネジ式をおすすめします。 - もし杖の長さが合わなかった場合はどうしたらいいのでしょうか?
- 多少個人差はありますが、(身長÷2)+3㎝ をおおまかな目安として合わせています。
女性の方で、ヒールの高い靴をはくのでなければ、これで短いということは、あまりないと思います。
お使いになって、もしも長いとお感じの場合は、再調整いたしますので、walking@sutekki。com までご連絡下さい。 - プレゼントにステッキをあげたいのですが、どのように選んだらよいですか?
- お使いになる方の体格がよい場合、あるいは麻痺などでかなり体重をかけたい場合は、木製では太目のもの(直径20mm以上)を、おすすめします。
高齢の方には、カーボン製の超軽量ステッキ(重さ 160g!)が好評です。
ステッキの長さは、その方の身長がわかれば、合わせることができます。
詳しくはメールやお電話でお問い合わせくだされば、お客様とご相談しながら、選んでいただいております。 - 母がステッキをつきたがらないのですが
- 今までですと、病院などですすめられるステッキは、どなたでも使えるようなアジャスター付のものが多く、色も地味だったり、いかにも年を取ったと思わせるものになってしまうようです。
実際私の店にいらっしゃるお客様でも、「杖を使うようにすすめられたけれど、どうしたものか。」とはじめは消極的な方も多いのです。
そういうお客様には、普通の傘としても使える傘ステッキや、カラーステッキ、花柄ステッキなどをおすすめします。ご自分で気に入って選んでいただいたものには、愛着があり、使っていただけるものです。
お母様にはこのようなステッキを、おすすめしてはいかがでしょう。
また、旅行に出かける時とか、いつも使うわけではないという方には、必要のない時にコンパクトにしまっておける折りたたみステッキもよろこばれるようです。
渡す時にお孫さんからのプレゼントとして差し上げたり(←「お客様の声」にも参考になるご意見が寄せられています)ステッキと、マフラーやショールまたは帽子をコーディネートして贈るのもすてきだと思います。
何歳になってもオシャレでいたいという気持ちは、とても大切ですね。
高齢者が、転んで骨折した後寝たきりになってしまった話などを聞きますと、残念でなりません。 これからの社会は、格好のよいステッキを颯爽とついて歩く、元気な高齢者の時代であってほしいと思います。私どもにそのお手伝いができれば幸いです。
ステッキに関する質問をお寄せください.どんな質問でもお待ちしております。