ステッキ雑学 Vol.8 (2002.3.28)

◆ ヨーロッパの伝統 「仕込み杖」

●「仕込み杖」は、今はあまり目にすることはありませんが
もともと護身用として作られてきました.
日本の場合、『座頭市』(古いかな?)の刀の仕込まれた杖を
映画でご存知の方も多いかと思います.
もっと昔では、正倉院の御物の中に仕込み杖が納められているそうです.

●日本では、明治時代に、帯刀禁止令が出されると、
刀の代わりとして刃を仕込んだ杖が流行しましたが
警察の取り締まりの強化で衰退して行きました.
ヨーロッパでは、今でも千枚通しの長めの物(50cm位)を入れた
仕込み杖(下図)がかなり作られていますが、銃刀法に触れますので、
認可を受けなければ国内には輸入できません.

●仕込み杖といっても、武器になるものばかりではなく、
お酒が入るもの、ワインオープナーサイコロや時計がついたものなど、
ちょっと人目を引きそうな楽しいステッキも…♪ 当店で扱っています.
ヨーロッパの職人技といいましょうか、作りもしっかりしたものが多く、
「多少値段は張っても、ありきたりのステッキでないものを」という方には、
うってつけの商品です.

●今年の新製品として望遠鏡が付いたステッキを見つけました.
握りの部分が、昔海賊が使っていたようなスライド式望遠鏡になっていて、
多少握りにくいようにも見受けられますが、そのうち仕入れてみようかと
考えています.

やはりヨーロッパには、色々なステッキがあるものだ…と感心させられます.


護身用仕込み杖

← 護身用仕込み杖の写真














【追加】 (2002.4.20)
先日、息子とアニメの「名探偵コナン」を見ておりましたら、
犯人役の画家の老人が、証拠となる真珠のネックレスを
持っているステッキの中に隠しておくシーンが出てきまして、
「おっ」と思いました.
(コナンは、老人が杖をつく音の微妙な違いでそのトリックを見破るわけですが)
「仕込み杖」はこんな風にも使えるんですね.

トップページへ

ステッキ雑学 Vol.1へ
ステッキ雑学 Vol.2へ
ステッキ雑学 Vol.3へ
ステッキ雑学 Vol.4へ
ステッキ雑学 Vol.5へ
ステッキ雑学 Vol.6へ
ステッキ雑学 Vol.7へ